リンパをするキッカケと大切にしている想い

皆様こんにちは。まだまだ暑い日が続きますね。
いかがお過ごしでしょうか?

今日は私がリンパサロンを作るきっかけになったお話しをさせて下さい。

小さい頃から不思議とよく

“生きる”と“死ぬ”

ってなんだろう?と考えてきました。その中で保健体育や自身の身体の変化、親族の死を通して、身体が生きる仕組みに興味が沸きました。
当たり前のように呼吸をし、動き、色々な事を感じる体。

『皆同じ人間なのに、一人一人の身体は1つも同じものはない事』

という事に気づいた時、その事が不思議で、そして神秘的で感動したのを覚えています。
その面白さをもっと知りたい!とリンパの勉強をし、資格を取得しました。

そんな時、1人の女性と出会いました。
その方は私の先輩の親友で、末期癌に侵されていました。まだまだ、40歳前のとても可愛らしい、一人息子と美容が大好きな素敵な女性でした。

…リンパをしてあげてほしい…

私が所属する協会で、癌の方に施術を行う事は許されていません。それでも、少しでも楽にする事が出来ればという思いで病院に許可を取り、病室で施術をさせてもらう事になりました。

初めて病室でその方とお会いした時、私が考えるより遥かに体調が良くない事をすぐに察しました。それほど、想像を絶する痛みと苦しみの中にその方はいました。それでも私に満面の笑顔で

“会いたかった!引き受けて下さって本当にありがとう😊“

と言ってくれました。涙が出そうになるのを堪えて、この方の為に私の全部を使って施術をさせて貰おう!と決意しました。

施術が終わり、最後にその方から言われた言葉があります。

“私ね、毎日痛いししんどいけど、朝がくると『今日も生きてる!嬉しい!』って思うんだ。でも、やっぱり健康に生きたかった。健康であれば何でも出来る。もっともっと、自分の身体を大切にしてこれば良かったって。だから、どうか自分の身体を、健康でいられる幸せを蔑ろにしないでね。”

想像を絶する程の痛みに耐えている中、そんな事が言える人がいる事、なにより、私の身体を気遣って下さった事に涙が止まりませんでした。

帰りの車の中で、決心しました。

“今、生きている事の尊さ”
“自分の心と身体の声を大切にする事の大切さ”

を沢山の人にもう一度気付いてもらいたい。それが私の最大の、気付かせて下さったこの方への恩返しになる。

その想いで今日まで、そしてこれからも精進していきます。

皆さんそれぞれ身体の形も悩みも違うけど、それが愛おしい事を、尊い事を私と一緒に気づいてみませんか?そして

『心と身体は繋がっている』

事を体感して頂けたら嬉しいです。

1人でも多くの方に、大切にしている想いが届くといいなと願っています。